樹モール公園は栄町3丁目町会内で唯一の公園になります。噴水や樹木が植林され、高層ビルが立ち並ぶ中の貴重な空間となっています。
公園内には共同トイレ、防災倉庫などがあり、町会行事(餅つき大会、お祭り)等にも使用されています。
繁華街といえば隙間なくビルや商店が建ち並び、人々がせわしなく行き交うところというイメージがありました。しかし、経済的繁栄を一途に求めた時期が過ぎてみると、人々は憩い、あるいはゆとりを求めるようになり、今日、市街地にもそれらが要求されています。川口市がこのほど行った「サンショッピングパーク(樹モール)」の事業はこうした人々の願いに応えるとともに、川口の商業の一層の発展を期したものです。
川ローー中世以来の鋳物工業と、江戸時代からの花・植木産業で栄えてきた本市は、さらに高度経済成長下の昭和30年代に首都圏のベッドタウンとして急激な都市化の波にさらされてきました。埼玉県南の諸都市は、工業用土地利用の拡大も相まって、グレーイゾーン的色彩を呈さざるを得なかったのです。
こうしたなかで取り組んだのが、本市の中心市街地である川口駅東口の「川口銀座商店街」の「買物公園整備事業」と「モール化事業」で昭和56年度から昭和60年度まで、5年の歳月をかけて行われたこの2つの事業は、川口市の下町的イメージを大切にしながら、魅力のある街へと切り替える、いわば都市イメージのターニングポイントでした。
モール化事業は県のショッピングモール整備事業の指定を受け、県・市・地が各々事業費を3分の1ずつ負担して実施し、また、公園整備事業は、商店街の道路とその隣接地を買収して、都市緑地・買物公園づくりを行いました。対象区域は約5,000m。事業完成までには無電柱化にともない、各企業・地等の調整などさまざまな困難がありましたが、昭和57年、まず「グリーンプラザ」が完成。
これに続いて昭和60年には「リリーアレイ」、そして昭和61年3月、「コミュニティ広場」が完成し、ここに各々機能の異なる3つのゾーシー憩いとふれあいの場、楽しんで買物のできる買物公園が誕生したのです。
コミュニティ広場
面積約1,800m、一辺が25mの正方形の催し広場があり、広場には川口市の史跡、文化、産業を、ブロンズ銘板として紹介しています。催し広場を中心に、奥にステージがあり、その背景として滝、池、流れや勘木等が配されています。またステージ右側には、「自然と人間の調和」をテーマとしたモニュメントがあり、公園の周囲の壁面にはレリーフもありまた楽しいものです。都市と自然の調和するなか、市民相互のふれあいの場、コミュニケーションの場としてご利用ください。
憩いある21世紀へ
都市のオープンスペースが少なくなってしまっている今日、都市の貴重な空間である道路をいかに都市景観づくり、さらにはゆとりのスペースとして利用するかは都市行政の重要な課題です。このほど全面完成をみたサンショッピングパークは、この課題に対するひとつの解答です。憩い、集い、かつショッピングを楽しむことのできる街、しかも、鋳物と豊かな緑をあしらった川口ならではの街が実現したのですから•・・・・・。今後は、サンショッピングパークと他の都市公園や広場、緑地を有機的に結ぶ“緑と歩行者空間のネットワーグづくりを強力に推し進め、散歩感覚の都市への脱皮を図っていきます。